Lesson4 スプレッドシートにあるセルのデータをまとめて取得しよう フォローする
今回は、前回のLessonの応用です。
登録してあるセルのデータを「一括で」まとめて取得する方法を学んでいきます
このレッスンで学べること
「表データ」という概念を理解し、活用できるようになる
Googleスプレッドシート「範囲のセルの取得」のコネクタを使用できるようになる
事前準備
Lesson3で使用したスプレッドシートを再度使用します
入力済みのデータを二行目に移動し、1行目に以下を入力します
A1:メールアドレス
B1:メール件名
C1:メール本文
1.ステップ1、イベントとして「一般 ボタンを押して実行」を設定します(わからない場合はLesson2を確認してください)
2.ステップ2ではGoogle Sheets「範囲のセルの取得」を選択します
3.作成済みの認証コネクタを使用します(わからない場合はLesson2を確認してください)
4.スプレッドシートはLeeson3と同じものを選択します(わからない場合はLesson3を確認してください)
5.基本設定を設定します
まず「シート」はLesson3と同様に値の入っているシートを選択しましょう(わからない場合はLesson3を確認してください)
6.「ヘッダ行をカラム名として使用しますか」は「はい」のままにし、「ヘッダ行」は「1」のままにします
この設定を行うと、次の項目でヘッダ行として指定した行が表のヘッダとして認識されます
今回は一行目がヘッダなので「1」を設定します
7.範囲もデフォルトで入力されているものをそのまま使いましょう
8.テスト実行を行います
図のような表が出力されたら成功です
今回出力されたような表の形のデータを「表データ」と言います
今回はこれで完了なので使用しませんが、BizteX Connectでは表データの形でしか扱えないコネクタやアクションがあります
具体的にどのようなことができるかよく使うコネクタやアクションを見ていきましょう
・繰り返し
表データのデータを一行ずつ処理していくことができる「繰り返し」というコネクタがあります。
10件のデータを順番に処理したい、という時などにとても有効です。
繰り返しについては次のレッスンで詳しく学んでいきます。
・表データコネクタ
表データを扱うコネクタです
以下のようなことが行えます
・単一行の取得
表データとして取得した表のデータの中から一行だけデータを取得します
・複数行の取得
表データの中から指定した条件に一致する行を複数行取得します
・データの存在チェック
表データにデータがあるかを確認します
ちなみに、表データの中身が存在しないまま表データとして取得している状態は以下のようなイメージです
・表データの加工
表データを指定の条件の元、加工したり抽出したり並び替えをしたりします
一部の列のみ抜き出したり、指定したワードに当てはまるもののみ抜き出したりできます
・表データの比較
二つの表データの中の指定の列を比較します。
その際基準になる表データを設定し、比較したい列を指定します
対象の列が一致していた場合、データは空となります。
例)表データ1のA列と表データ2のA列を比較する
表データ1のA列の一行目は「りんご」
表データ2のA列の一行目は「りんご」
→この場合、結果の出力は空になる
例2)表データ1のA列と表データ2のA列を比較する
表データ1のA列の一行目は「りんご」
表データ2のA列の一行目は「みかん」
→この場合、結果の出力は「りんご」になる
・表データの集計/集約
指定した行や値がいくつ含まれているか集計したり、列の中でカンマやスペース等で区切られている文字を結合する
・表データの結合
二つの表データを横並びに結合する